2006年11月03日
第七章:黒水晶 その1
<第七章:黒水晶 その1>
「・・・おーい・・・おぉおい・・・」
誰かの声が聞こえる。
「・・・おおーい・・・おーい・・・」
遠くのほうで、誰かが呼んでる。
ざわざわ、ざわざわ・・・たくさんの人が、何か話し合ってる。
しゅうしゅう、がたんがたん、蒸気の音、機械の騒音。
それに・・・サイレンだ。いやな音。サイレンは嫌いだ。
「・・・無理だ・・・無理だよ」
「あきらめろってぇのか」
「でも、今、下に行くのは危険すぎる」
「だが、ああやって呼んでるんだ。生きてるんだぞ」
「今、下に行けば戻れない。犠牲が増えるだけだぞ」
「そうとは限らんだろうが」
「・・・おーい・・・・おおい・・・」
とうちゃん。
かあちゃん。
とうちゃんも、かあちゃんも『した』ってところにいるんだろうか
「・・・おーい・・・おぉい・・・お・・・い・・・」
とうちゃんと、かあちゃんが『した』で呼んでるんだろうか
「何してるんだ。お前ら!」
「相談してるんだ。どうするか」
「相談だと。あの声が聞こえないのか。呼んでるじゃないか。生きてるじゃないか」
「だから・・・」
「おい! 行くぞ。 昇降機(リフト)降ろせ!」
「無茶だ」
「ばかやろう。 おい! お前、それからお前、ついて来い」
「おう!」
「無茶だ。 やめろ。 今行ったら、お前らも戻れんぞ」
「行かんのなら黙ってろ! 昇降機! 降ろせ」
「おい! おおい! やめろよ! トオル! おーい!」
「・・・おーい・・・おおい・・・お・・・い・・・」
「おーい トオルぅー! やめろぉ! ・・・おーい・・・戻れぇー・・・トオルぅー・・・」
「・・・おおい・・・おぉぉぃ・・・ぉ・・・ぃ」
とうちゃん・・・かあちゃん・・・呼んでるんか・・・
トオル?・・・親父(おやじ)さん・・・親父さんが・・・呼んでるんか?
ああ。 眩しい。 どこだ・・・。
「オオ。 目が・・・気がつかれたのですね!」
ええっ? 眩しい! あぁ? あ・・・痛っ・・・いたた・・・。
「ああ。 動かないで。 そのまま・・・先生! 先生! ツキオカさんが!」
月岡さん? ここは・・・どこだ。
Copyright (c) 2006 Ando, Tadashi & Fuyuno, Yuki All rights reserved.
「・・・おーい・・・おぉおい・・・」
誰かの声が聞こえる。
「・・・おおーい・・・おーい・・・」
遠くのほうで、誰かが呼んでる。
ざわざわ、ざわざわ・・・たくさんの人が、何か話し合ってる。
しゅうしゅう、がたんがたん、蒸気の音、機械の騒音。
それに・・・サイレンだ。いやな音。サイレンは嫌いだ。
「・・・無理だ・・・無理だよ」
「あきらめろってぇのか」
「でも、今、下に行くのは危険すぎる」
「だが、ああやって呼んでるんだ。生きてるんだぞ」
「今、下に行けば戻れない。犠牲が増えるだけだぞ」
「そうとは限らんだろうが」
「・・・おーい・・・・おおい・・・」
とうちゃん。
かあちゃん。
とうちゃんも、かあちゃんも『した』ってところにいるんだろうか
「・・・おーい・・・おぉい・・・お・・・い・・・」
とうちゃんと、かあちゃんが『した』で呼んでるんだろうか
「何してるんだ。お前ら!」
「相談してるんだ。どうするか」
「相談だと。あの声が聞こえないのか。呼んでるじゃないか。生きてるじゃないか」
「だから・・・」
「おい! 行くぞ。 昇降機(リフト)降ろせ!」
「無茶だ」
「ばかやろう。 おい! お前、それからお前、ついて来い」
「おう!」
「無茶だ。 やめろ。 今行ったら、お前らも戻れんぞ」
「行かんのなら黙ってろ! 昇降機! 降ろせ」
「おい! おおい! やめろよ! トオル! おーい!」
「・・・おーい・・・おおい・・・お・・・い・・・」
「おーい トオルぅー! やめろぉ! ・・・おーい・・・戻れぇー・・・トオルぅー・・・」
「・・・おおい・・・おぉぉぃ・・・ぉ・・・ぃ」
とうちゃん・・・かあちゃん・・・呼んでるんか・・・
トオル?・・・親父(おやじ)さん・・・親父さんが・・・呼んでるんか?
ああ。 眩しい。 どこだ・・・。
「オオ。 目が・・・気がつかれたのですね!」
ええっ? 眩しい! あぁ? あ・・・痛っ・・・いたた・・・。
「ああ。 動かないで。 そのまま・・・先生! 先生! ツキオカさんが!」
月岡さん? ここは・・・どこだ。
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Posted by 冬野由記 at 02:14│Comments(0)
│連載小説
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